鬼滅の刃の第1回・キャラクター人気投票では30位に入っていて、「かわいい!」という声も多いすさまる(朱紗丸)。すさまる(朱紗丸)は、そこまで登場場面が多いキャラクターではないんですが、「キャハハ」という笑い方や大正時代を感じさせる容姿や顔立ちのかわいさに印象に残りやすく人気を博したようです。作中の役柄では怖い感じは有りますけどね^^;今回は、そんなすさまる(朱紗丸)はどんな人物なのかを紹介しています。
【鬼滅の刃】すさまる(朱紗丸)の性格と容姿
すさまる(朱紗丸)の性格は?
明るいイメージで「キャハハ」と笑うところが無邪気でかわいく見えますが、何と言っても無惨の血を受けていますから、相手目掛けて強烈に毬を投げて破壊や殺戮を楽しむ残忍な性格になっています。
また話し方は、大正時代というよりも明治時代のような古風な口調で話し基本的に童女のような振る舞いをします。
すさまる(朱紗丸)の容姿は?
大正時代の女の子を反映したおかっぱ頭で、黒髪は毛先がオレンジ色に染まっています。
着物は橙色の着物と黒色の羽織に身を包み、血鬼術を使う前の姿だけで見るとかわいく見えます。
【鬼滅の刃】すさまる(朱紗丸)の血鬼術と戦闘スタイルは?
すさまる(朱紗丸)の血鬼術は?
すさまる(朱紗丸)の血鬼術は『毬召喚』といいます。
腕を2本から6本に増やし、それと同時に毬も6個に増やします。
戦う時の腕は太い血管が浮き出て筋肉隆々で、とてもかわいい女の子には程遠い姿になります。
そして凄まじい威力で毬を投げて攻撃します。
まるで砲丸投げのオリンピック選手みたいです。
すさまる(朱紗丸)の戦闘スタイルは?
毬を対象の物や人に当てて攻撃する戦闘スタイルです。
その破壊力は、珠世さんの診療所の壁を一気に破壊し、一発で愈史郎の頭を潰し、蹴り返そうとした禰豆子の足を見事に吹き飛ばすほどです。
コンビとして組んでいる相棒の矢琶羽の血鬼術によって軌道を変えられた毬は、どこに飛んでくるのか予測することが難しく、2人の血鬼術を掛け合わせた威力は絶大なものがあります。
すさまる(朱紗丸)の登場回のネタバレです!
アニメ 8話 『幻惑の血の香り』
漫画 2巻 14~15話のエピソード
炭治郎のこの任務の舞台となるのは、大正時代の東京市浅草です。
初めて見る都会の華やかな街並みに戸惑い、あっけにとられてたじろぐ炭治郎の姿。
しかしそこで、覚えのある鬼の匂いを嗅ぎつけます。
匂いを追った先には、4,5歳くらいの女の子を抱っこして女性と隣りだって歩く男性の後ろ姿がありました。
その男性こそ、炭治郎の一家を襲った張本人の鬼舞辻無惨。
その無惨を斬ろうとする炭治郎。
しかし殺気を感じ取った無惨は、丁度傍を歩いていた人間を鬼に変えて、周囲を混乱に陥れて紛れて逃げようとします。
無惨を追いかけて捕まえようとした矢先に、起こった事態に急遽対応しようとする炭治郎。
身動きが取れなくなった炭治郎は、せめても無惨の後ろ姿に向かって挑戦状のような言葉を吐きます。
背中で炭治郎の言葉を聞き、振り向くと耳に花札のような飾りが付いているのを見て無惨の表情は、何かを思い出して険しくなります。
ちょうどそこに、窮地の炭治郎を助けようと2人の人物(珠世と愈史郎)が現れます。
そして珠世は鬼の術を発動させて、事態を収拾します。
一方、危機感を感じた無惨は配下を呼び
「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りの首を持ってこい。いいな」
と命令し自分の血を分け与えます。
その命令を受けたのが矢印鬼の矢琶羽と、手毬鬼のすさまる(朱紗丸)です。
顔を伏せて登場した姿がすさまる(朱紗丸)の初登場の姿です。
アニメ 9話 『手毬鬼と矢印鬼』
漫画 2巻 16話~3巻 17話のエピソード
窮地の炭治郎を助けた珠世と愈史郎。
その後、愈史郎の案内で‘目隠しの術’を施した珠世の診療所へと向かう炭治郎と禰豆子。
そこで炭治郎は珠世との会話から、鬼を人に戻す方法がないわけではないと分かり活路が見えます。
その時、突如壁を破り部屋に飛び込んできた毬によって、愈史郎の頭や診療所が破壊されていきます。
「キャハハハ。矢琶羽の言う通りじゃ。何もなかった場所に建物が現れたぞ」
すさまる(朱紗丸)と矢琶羽の血鬼術の連携によって増幅した毬の威力は絶大です。
いきなり現れた強敵が炭治郎たちを苦しめます。
アニメ 10話 『ずっと一緒にいる』
漫画 3巻 18~19話にあたるエピソード
矢琶羽が繰り出した血鬼術‘紅潔の矢’に苦しめられる炭治郎。
しかし水の呼吸の型を駆使して戦います。
毬を蹴って足が切断されてしまった禰豆子は、珠世の薬を注射されて回復します。
そして、再びすさまる(朱紗丸)の前に立ちます。
禰豆子は、すさまる(朱紗丸)が投げた毬を蹴り返します。
そこからすさまる(朱紗丸)と禰豆子の激しい毬の蹴り合いが繰り広げられます。
そして状況を危惧した珠世が参戦し血鬼術『白日の魔香』を使い、
「あなたは鬼舞辻無惨の正体をご存じなのですか?」とすさまる(朱紗丸)に問いかけます。
珠世の術にかかったすさまる(朱紗丸)はうっかり無惨の名前を口に出してしまいます。
すると無惨に掛けられた呪いが発動してパニックに陥るすさまる(朱紗丸)。
慌てて必死に慈悲を請いますが、無惨の‘呪い’がすさまる(朱紗丸)を襲います。
内部から突き破るようにすさまる(朱紗丸)の口と腹から伸びる巨大な腕。
頭を包み込むほどの大きな手は、容赦なくすさまる(朱紗丸)を潰してしまいます。
すさまる(朱紗丸)の最期は、
「ま…り ま…り」
幼い子どものような可愛い声で、ひたすら毬を求めるすさまる(朱紗丸)。
「あそ…ぼ あそ…ぼ」
その様子を見て炭治郎がすさまる(朱紗丸)の傍に置いた毬の音が静かに鳴ります。
それと同時に、登り始めた朝日の光を浴びてすさまる(朱紗丸)は塵になってしまいます。
すさまる(朱紗丸)が人間から鬼になった経緯は不明です。
しかし最期の様子から見ると、すさまる(朱紗丸)は、ただ毬で遊びたいだけの少女であったことが何となく推測されます。
とても切なく可哀想だと感じられる場面ですね。
すさまる(朱紗丸)は十二鬼月ではなかった?
すさまる(朱紗丸)は炭治郎と対峙した時、自らを十二鬼月と言っていました。
すさまる(朱紗丸)自身も、自分は十二鬼月であると信じていました。
しかし、それはすさまる(朱紗丸)を鼓舞しようとした無惨が吹き込んだ嘘であり、すさまる(朱紗丸)は最期まで自分が十二鬼月であると信じて塵になってしまいました。
なんだか哀れですね。