鬼滅の刃の十二鬼月・下弦の壱のえんむ(魘夢)。下弦の鬼だけを集めたあの凄まじいパワハラ会議を唯一生き残った鬼。どこか中性的な魅力がありなんだか気になる存在です!そんなえんむ(魘夢)の声優は誰なんでしょうか?今回は、えんむ(魘夢)への疑問点も合わせてご紹介します。
【鬼滅の刃】えんむ(魘夢)のエピソードは?
えんむ(魘夢)は、鬼舞辻無惨配下の精鋭である十二鬼月の一人で、『眠り鬼』と名付けられた『下弦の壱』の鬼です。
ストーリー内では『下弦の伍』だった累が倒された事で、危機感に苛まれた無惨によって招集された下弦の鬼たちの1人として登場しました。
他の下弦の鬼たちは、それぞれの不甲斐なさを叱責された後、無惨の逆鱗に触れて粛清されました。
そして最後に、えんむ(魘夢)の番になります。
無惨から「最期に言い残す事はないか?」と問われたえんむ(魘夢)は、恐怖の中での一か八かの賭けのように「私は夢見心地で御座います。 貴方様直々に手を下して戴けることを。」
「他の鬼たちの断末魔を聞けて楽しかった 幸せでした 私を最後まで残してくださってありがとう。」と、まるで恋する少年のように頬を染めて答えました。
しかしある意味この返答は、`もう無理だろう’という諦めの気持ちから開き直った言葉だったのではないかと思われますが。
しかし本人も驚いてましたが、この返答により無惨に気に入られ、下弦の鬼として唯一再度戦うことを許されました。
因みに、このえんむ(魘夢)の返答は、ネット上では「模範解答」とか「正しい解答例」等とコメントされました。
そもそも彼は『他人の不幸を見るのが大好き 幸せな夢を見せた後 悪夢を見せてやるのが好き 人間の歪んだ顔が大好物で堪らない 不幸に打ちひしがれて苦しんでもがいているのを眺めていると楽しい』と公言してはばからない、歪んだ性根の持ち主です。
こうした気質は人間時代に経験した出来事が原因だったのかどうかということは、ストーリー内では描かれていません。
この経緯が描かれていないということは、人間時代の経験からきたのではなくて、生まれ持っての性格なのかもしれませんね。^^;
そんな狂気的な嗜好を無惨に気に入られ、下弦の鬼の中で唯一粛清を免れた上に無惨の血を分け与えられ、鬼殺隊への刺客として出陣します。
【鬼滅の刃】えんむ(魘夢)の血鬼術 は『夢』!
えんむ(魘夢)の術は、狙った相手を眠らせてその夢の中に刺客を入り込ませて意識の核を崩壊させることで相手を倒すという血鬼術です。
この血鬼術に入り込まれた人間は、自分の意思で自由に目を覚ませて現実世界に戻ることが出来ないため、ほとんどえんむ(魘夢)の勝利が確定します。
しかし柱のような優れた鬼狩りは、夢の中にいても殺気や何か違和感を感知するなどして術を破ることもあります。
その対策として、用心深いえんむ(魘夢)は、辛い現実から逃避したい人々(妻と娘に先立たれた男性、結核を患い死が近い青年など)に『本人が欲している幸せな夢を見せる』ことを報酬とし、刺客として目的の相手の夢の中に送り込みました。
刺客にされた人間は、対象の人間と自身の腕に特殊な縄を繋いで眠ることで、特殊な縄を経由して相手の夢の中へ侵入します。
そして、えんむ(魘夢)の夢の世界に囚われた者は、唯一夢の中で自分が死ぬことで目覚めることが出来ます。
ストーリー内では、炭治郎は自身の首を斬ることで夢の世界から抜け出しました。
えんむ(魘夢)によると、夢の空間内には『精神の核』が存在し、これを破壊することでその人間を廃人にして倒すことが出来ます。
そのえんむ(魘夢)の血気術を2つ紹介します。
血気術1:強制昏倒催眠の囁き(きょうせいこんとうさいみんのささやき)
左手の平にある口から発せられた言葉を聞かせると、相手を強制的に眠らせる術です。
この術は、音を介して発動させるので防御が困難な面があります。
しかし炭治郎は、眠らされたら即座に夢の中で自害することで、その夢の世界から脱出して切り抜けました。
血気術2:強制昏倒睡眠・眼(きょうせいこんとうすいみん・まなこ)
えんむ(魘夢)が視線を合わせた相手を、強制的に眠らせる術です。
ストーリー内では、えんむ(魘夢)が自身の眼を列車内の全方位に向けて全体に術をかけました。
そして術を破られても、即座にまた術をかけることで伊之助と炭治郎に消耗戦を強いました。
さらに、この術で相手を眠らせるのはお手の物なので、相手に夢の世界に落ちたと錯覚させて、現実の世界で(夢の中だと思って)自害させることも出来ます。
【鬼滅の刃】えんむ(魘夢)の活躍は?
鬼舞辻無惨によって招集された下弦の鬼の会議で、無惨の血に順応したえんむ(魘夢)。
無限列車(鬼殺隊が呼ぶ名前)に乗り込み(というか一体化して)短期間の間に、40人余りの乗客を喰らいます。
そうした経緯を聞きつけて、対応にやってきた炎柱・煉獄杏寿郎やその後合流した炭治郎一行と対峙します。
初めは、鬼殺隊一行を血鬼術で幸せな夢の世界に封じ込めて無力化することに成功します。
そして、列車の乗客の中から利用出来そうな人間たちを使って鬼殺隊一行の夢の世界に送り込ませている間に、えんむ(魘夢)は準備を進めていきます。
しかし今回来た鬼殺隊士たちは、皆常人離れした精神と無意識領域を持っており、夢の中に放った刺客たちは各々妨害・懐柔されていき、なかなか精神の核を壊せずにいました。
そこに、術を仕込んだ切符を持たずに乗車した禰豆子が箱から出てきます。
禰豆子は現実側で、なかなか起きない炭治郎を起こそうとあの手この手を使います。
結果として、それがえんむ(魘夢)の術を弱めることになり、炭治郎に夢から抜け出す方法を発見されてしまいます。
炭治郎の夢の中では・・・
炭治郎は鬼に襲われる以前の家族と幸せな日々を過ごしていた頃に戻っていました。
不思議に思いながらも、懐かしさと嬉しさから家族とやり取りをしていました。
夢の中で水を汲みに行き、川を覗くと鬼殺隊の隊服を着た自分を見付け、また禰豆子の入る木箱も見つけて、これが夢の中の世界だと気付きます。
その頃、えんむ(魘夢)の術にかからなかった禰豆子が現実世界で眠っている炭治郎を起こそうと頭突きをしますが、炭治郎の石頭で怪我をしたので怒って炭治郎に火をつけてしまいます。
それにより夢の中の炭治郎にも火が付き、それと同時に服装が隊服に変わったことで完全に夢だと分かった時、目の前に鬼になる前の禰豆子が現れ、暖かく差す日の下で楽しそうに踊る姿を目にします。
炭治郎はその様子を見て危険な夢だと理解しながらも、
「あぁ ここにいたいなぁ ずっと振り返って戻りたいなぁ」
「本当ならずっとずーっとここでこうして暮らせていたはずなんだ ここでこの場所で・・・」
そう思いながら涙を流し悔しさを噛みしめながら、家族はもういないと走り出す炭治郎。
それを弟・六太が「お兄ちゃん 置いていかないで!」と追いかけてくるが、後ろを振り返らず走り続けた炭治郎を家族は永遠の別れを惜しむかのように見送っています。
この夢から覚めるために、出口を探す炭治郎の後ろに、父・炭十郎が現れ「炭治郎 刀を持て 斬るべき者はもう在る」と言い残し消えます。
炭治郎は、この助言は自らの首を切ることだと解釈して、刀を自身の首に当て切り裂くことで夢から目覚めることが出来ました。
えんむ(魘夢)は、その後列車そのものと融合して自身の頚の位置を分からなくした上で、乗客すべてが自分の食料であると言い炭治郎の心情を揺さぶります。
そして炭治郎を動揺させている間に乗客を喰らおうとします。
しかし、現実の世界へ無事戻ってきた煉獄によって攻撃された上、伊之助と炭治郎によって自身の頚の位置を見つけられて、最終的に頚を斬られました。
えんむ(魘夢)は、これだけの時間と手間をかけて臨んだにも関わらず勝てなかった上に、1人も人間を喰えなかった事、そして上弦の座に届かなかった事を悔しがりつつ、「何という惨めな悪夢だ」と嘆きながら消えていきました。
【鬼滅の刃】えんむ(魘夢)の性別は男性?女性?アニメの声やセリフから考察してみました!
えんむ(魘夢)の性別が男性なのか女性なのか分からないという意見が多いみたいですのでリサーチしてみました。
容姿や話し方や雰囲気から、女性っぽく見えるえんむ(魘夢)ですが、実は男性ではないのかという意見が多いんです。
では、えんむ(魘夢)の性別を見分けるためにアニメの声やセリフなどを元に考察してみます。
女性の声優さんが、声変わりしていない男の子の声を担当することは多いです。
しかし、女性キャラを男性が担当することは意外と少ないんです。
えんむ(魘夢)の声優さんが、男性が務めているということは、えんむ(魘夢)の性別は男性である可能性が高いように思われます。
アニメ版では冊子版よりも女性度が増した感じに描かれているえんむ(魘夢)ですが、男性の声優を充てることによって性別を示したのかもしれません。
だからえんむ(魘夢)の声優さんが女性だったら、えんむ(魘夢)は女性かなと思ったかもしれません。
えんむ(魘夢)の一人称のセリフでは?
アニメ版しか見ていない人には、2020年3月時点ではネタバレになってしまいますが、無限列車編に登場するえんむ(魘夢)は自分のことを「俺」と言っています。
鬼舞辻無惨と対話していた時は「私」と言っていたので迷いましたが。
しかし原作で、えんむ(魘夢)が炭治郎と会話する時はえんむ(魘夢)の一人称が「俺」に変わっていました。
まぁ一般的に、上司と会話する時は「俺」とはあまり言いませんからね。
それも、超パワハラ上司の鬼舞辻無惨相手ですから。。。
『キメツ学園物語』では、えんむ(魘夢)は魘夢民尾(えんむたみお)!
鬼滅の刃には、パロディ作品として『キメツ学園』というものがあります。
『キメツ学園』には下弦の壱であるえんむ(魘夢)も登場しており、そのストーリー内では”魘夢民尾”という名前の男として登場します。
魘夢民尾という名前はもう”明らかに男性”です。
ちなみに、魘夢民尾は変態鉄道オタクという設定で登場しています。
“鉄道に対して変態行為を繰り返す。前科6犯。嫌われ者で彼女なし”というキャラ設定で、結構ヤバイキャラで登場しています。
パロディ作品とはいえ、魘夢民尾という名前や彼女なしというキャラ設定は間違いなく男性ということですね。
公式ファンブックの表記では?
【鬼滅の刃の公式ファンブック】には下弦の壱であるえんむ(魘夢)もしっかり載っています。
そこでの、えんむ(魘夢)の紹介文には『見た目は、青年のような面影を残す姿をした鬼』と書かれています。
『青年のような・・・』という表記は、基本的に男性を前提とした表現ではないかと考えられます。
公式では、男性か女性かは言及されていないと書いていましたが、この一文を見ると公式でもえんむ(魘夢)の性別は男性として言及していると言えますね。
【鬼滅の刃】 魘夢(えんむ)の声優は『平川大輔』さん!
えんむ(魘夢)の声優を務めているのは、平川大輔さんです!
今まで述べてきたように、えんむ(魘夢)と言えば、中性的で可愛らしい見た目に似合わず歪んで残忍な性格の持ち主ですね。
他人が苦しむのを見るのが好きだったり、幸せな人間を不幸に陥れるのが好きだったりしますね。
しかし、表面的にはかもしれませんが、無惨様にはぞっこんで、
「あなた様直々に手を下していただけることが夢見心地です。。。」と言っていることから、
歪んで残忍なサディスティックな部分と、まるで恋する女の子のような可愛らしい部分を併せ持つ鬼ということですね。
こんな性格と雰囲気を表現している声優の平川大輔さんは、一体どんな人なのでしょうか?
プロフィールを見てみました。
基本プロフィール
- 生年月日:1973年6月4日
- 血液型:A型
- 身長:167cm
- 所属事務所:フリーで活動中
だそうです。
平川大輔さんは、声優の他にもアニメやナレーション、吹替、CMなど幅広く活動されているようです。
また、歌手活動もされており、自身名義の楽曲リリースもされているそうです。
精力的な活動をされてますね。
子どもが好きで声優に!?
平川さんは、昔から親戚や友だちの子どもと遊んだりするのが好きだったみたいです。
そこから、以前は保育士になりたかったそうです。
しかしある時「俺、声優になる!」と思いついたと。
その理由は、「アニメみたいな子ども向けの番組に出演すればたくさんの子どもを楽しませられると思ったから」だそうです。
この発想は面白いですね。
それで、本当に有名な声優さんになったのですから凄いですね。
実はヘタレだそうです!
平川さんは、実は自分をヘタレと認めているそうです。
しかも、『ヘタレ同盟』に参加していて勧誘中だとのことです。^^;
「妖怪の存在を信じていますか?」という質問には、「ビビりなので、いると思うと色んなことが怖くなって生活できません!」と答えられたそうです。
なんだか可愛い人ですね。
ヘタレを自認している考え方もほんわかしていていいですね。
この感覚が、声優さんとしての幅を広くしているのかもしれませんね。