40人以上が行方不明者の『無限列車』と呼ばれる列車。煉獄杏寿郎が、先に送り込んだ隊士たちも消息不明で連絡がとれません。このため煉獄杏寿郎は自ら無限列車に乗り込み鬼の討伐へと出向きます。煉獄杏寿郎と同じく無限列車に乗り込んだのは炭治郎・善逸・伊之助の3人の『かまぼこ隊』。さて、煉獄杏寿郎たちは全員無事に生還出来るのか?そこのところを見てみました。
煉獄杏寿郎が死亡した原因は猗窩座(あかざ)との死闘!?【鬼滅の刃】
40名以上の行方が分からなくなっている無限列車を調査しようと煉獄杏寿郎は、炭治郎・善逸・伊之助の3人を引き連れて列車に乗り込みます。
しかし詳しい情報がないまま敵地である列車に乗った煉獄たちは、乗車して早々に鬼の術にはまり眠らされてしまいます。
無限列車にいたのは、『下弦の壱』の眠り鬼・魘夢(えんむ)でした。
眠り鬼・魘夢(えんむ)は、その人の人生の中の幸せな状況を夢として見させて、その夢の中に刺客を送り込んでいいなりにしていくという術を操ります。
魘夢は、列車の乗務員に煉獄杏寿郎たちの切符を切らせることで、術をかけて目が覚めないようにします。
そして捕えていた乗客を刺客として煉獄杏寿郎や炭治郎たちの夢の中に入り込ませて『精神の核』を壊させて煉獄杏寿郎たちを封じ込みにかかりました。
しかし、炭治郎がなんとか魘夢の術を破ったことで全員目覚めることが出来て戦いが始まります。
魘夢は列車自体と一体化するという、なんともややこしい手を使っていました。
それに最大の問題点は、列車の中には大勢の乗客がいます。
その乗客を傷つけないように、当然死なせないように煉獄杏寿郎と『かまぼこ隊』は魘夢を討伐しなければいけません。
困難極まるこの状況で、『かまぼこ隊』の協力も得ながら煉獄杏寿郎は一人の死者も出すことなく魘夢を討伐しました。
激闘の末、炭治郎が魘夢の頸を落とすことに成功したのです。
これで終わったと思われたのですが、ここでなんと上弦の参・猗窩座(あかざ)が突如現れます。
魘夢戦で負傷した炭治郎たちを庇い、一人で猗窩座(あかざ)に立ち向かう煉獄杏寿郎。
この戦闘から、猗窩座(あかざ)は煉獄杏寿郎を「すでに至高の域に達している」と高く評価し、「死も老いも無い鬼にならないか?」と誘います。
しかし煉獄杏寿郎はその誘いに対して
「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ」
「俺は如何なる理由があろうとも鬼にはならない」
と猗窩座(あかざ)に人間の尊さを語り、誘いを断ります。
煉獄杏寿郎は最後の力を振り絞り、猗窩座(あかざ)の首を落とそうとします。
しかし、猗窩座(あかざ)は昇り始めた日の光を恐れ、自らの手を切り落として逃げてしまいました。
炭治郎たちも乗客たちも守りきった煉獄杏寿郎でしたが、すでにもう瀕死の状態です。
死を悟った煉獄杏寿郎は炭治郎たちに
「胸を張って生きろ」
「竈門少年、猪頭少年、黄色い少年。もっともっと成長しろ。そして…今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君たちを信じる」
と言葉を残します。
そして最期の時。・・・命尽きる間際に現れたのは亡き母でした。
「立派にできましたよ」
母は温かに煉獄杏寿郎を労うのでした・・・
今わの際で再会した亡き母からの温かい言葉を聞き、煉獄杏寿郎は柔らかな笑顔を浮かべて逝きました。
煉獄杏寿郎が魘夢の術中にはまってる最中に見た夢は?
煉獄杏寿郎が魘夢の術中にはまってる最中に見た夢は、煉獄杏寿郎が父に『柱』になったと報告していた夢でした。
本来なら喜んでくれるはずの父は、煉獄杏寿郎に背中を向け「どうでもいい」と言って煉獄杏寿郎に笑顔を見せることすらしてくれませんでした。
父もかつては鬼殺隊で『柱』にまでなった人で、母が亡くなるまでは煉獄杏寿郎たち兄弟に熱心に武術を教えていたのですが。
父は何かをきっかけに、ある日突然剣士を辞めてしまいました。
息子の昇進を素直に喜んでくれない父に、煉獄杏寿郎は内心大変傷ついたでしょう。
『柱』になったことを喜んでくれたか?と聞いてきた、物心つくまえに母を亡くした弟・千寿郎にどう答えようかと考える煉獄杏寿郎。
弟・千寿郎は自分と違って剣術の才能がなく、それでも「『柱』になれば父に認めて貰える」と希望を抱いています。
そこで煉獄杏寿郎は弟に笑顔で「どんな道を選んでも立派な人間になる!兄は信そうじている」、と熱く語ります。
「頑張って生きて行こう!寂しくとも!」とも言います。
そんなやり取りをしている夢でした。
これは、回想をこういう形で表したということですね。